司馬遼太郎短篇全集

司馬遼太郎短編全集 文藝春秋

奥付を見ると2005年4月発行とある。この短編全集を買ったのが十年も前なのだと思うと、感慨深いものがある。その頃ぐらいまでには司馬の長編はほとんど読んでいたし、残るは短篇ぐらいだったので、ちょうど短編全集がでたことを喜んだ。しかし買ったはいいけどページも開かずにいた。ちょうどこの頃、司馬遼太郎だけでなく小説全般から遠ざかり、もっと実利的なものに関心が移っていった時期で、そのままにしていた。そんな状況も一年か二年ぐらいで終わり、再び生産性のない哲学やら小説を読み始めるが、なぜか手に取らずにいた。あれから十年以上本棚の肥やしとなったが、これから少しづつ読んでいこうと思う。2019年2月11日

第一巻
わが生涯は夜光貝の光と共に
「国宝」学者死す
勝村権兵衛のこと
流亡の伝道僧
長安の夕映え 父母恩重経ものがたり
饅頭伝来記
森の美少年 花妖譚一
チューリップ城主 花妖譚二
黒色の牡丹 花妖譚三
烏江の月 謡曲「項羽」より 花妖譚四
匂い沼 花妖譚五
睡蓮 花妖譚六
菊の典侍 花妖譚七
白椿 花妖譚八
サフラン 花妖譚九
蒙古桜 花妖譚十
ペルシャの幻術師
戈壁の匈奴
丼池界隈
大阪商人
兜率天の巡礼

第二巻
伊賀源と色仙人
壺狩
戦国の壺
大阪醜女伝
マオトコ長屋
白い歓喜天
豪傑と小壺
難波村の仇討ち
大坂侍
和州長者
泥棒名人
盗賊と間者
十日の菊
下請忍者
神々は好色である
法駕籠のご寮人さん

第三巻
丹波屋の嬢さん
外法仏
みょうが斎
軒猿
庄兵衛稲荷
黒格子の嫁
けろりの道頓
最後の伊賀者
ある不倫
朱盗
壬生狂言の夜
牛黄加持

第四巻
八咫烏
飛び加藤
果心居士の幻術
雑賀の舟鉄砲
忍者四貫目の死
侍はこわい
言い触らし団右衛門
売ろう物語
弓張嶺の占師
女は遊べ物語
おお、大砲

第五巻

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