Beethoven
Klaviersonate Nr.29 B-sur op.106
Wilhelm Kempff
Deutshe Grammophon, 18146 LPM, MONO
ヴィルヘルム・ケンプ、ベートーヴェン、ピアノ・ソナタ29番「ハンマークラヴィーア」、50年代、第一回目の録音。盤質はいい。傷もないし。
そして、なんたる奇跡。つい最近、ディスクユニオンでこのレコードを購入した。そしてこのレコードについてネットで調べていたら、全く同じものの写真をETERNA TRADINGのサイトで発見。
なんでわかったかというと、レコードにサインが書かれていたからわかった。
んでそのサインの写真と僕が買った実物を見比べてみると、全く一緒。スタンプの滲み、筆跡などなど全部一緒。まさかそんなものを購入していたとは。間違いなく同じもの。世界は小さいですね。
そこの説明になんとケンプのサイン付か?みたいなことが書かれてあるわけです。これほんとうにケンプのサインなのか。筆記体をきちんと判読できないが、そうっぽい。
ケンプらしいハンマークラヴィーアで豪快さや激しさはない。静かに始まり、穏やかに曲が進んでいく。無駄な虚飾がない。
第三楽章が素晴らしくて、なんていうか変に深刻ぶった演奏をしていなくて、すーっと自然に音が流れていって、荘厳さよりも暖かさを感じる。
正直、六〇年代の二回目のハンマークラヴィーアの録音をまだ聴いたことがない。理由はとくになくて、ただ聴く機会がなかっただけ。今度見つけたら買ってみよう。
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