2019/07/07

Joseph Haydon Symphonien Nr. 100 G-dur "Military" SYmphonien Nr. 68 B-cur Concertgebouw Orchestra Nikolaus Harnoncourt TELDEC, 6.43301/ハイドン 交響曲第68番、100番「軍隊」 アーノンクール、コンセルトヘボウ管弦楽団



Joseph Haydon
Symphonien Nr. 100 G-dur "Military"
SYmphonien Nr. 68 B-cur
Concertgebouw Orchestra
Nikolaus Harnoncourt
TELDEC, 6.43301

僕はハイドンの曲をほとんど聴いてこなかったのだけど、モーツァルトを聴くようになってからか、当時の音楽的感性を少しは理解できるようになってのではと考えて、ハイドンも聴いてみようなった。そこで、ちょうど安くニューヨークのレコード店で見つけたので買っておいた。
帰国して、この交響曲100番「軍隊」を聴いて、おお、なんと愉快な音楽ではないか、ハイドン悪くないじゃないか、と思いなおした次第。
かつてピアノ・ソナタとかを小さい頃に練習したかもしれないけど全く記憶ないから、これが僕のハイドンのファーストコンタクトといってもいい。
ハイドンの曲は「軽い」。でも、この軽快さが、流暢で、愉快な気分にしてくれる。名もない交響曲第68番なんかだって、いい音楽なんだ。第三楽章の16分音符の心地よさよ。
アーノンクールの力もあるのかもしれないけど、本当に関心してしまったわけです。
ハイドンを聴いてモーツァルトやベートーヴェンがハイドンを敬愛したのがわかった気がする。
ハイドンの交響曲に30代半ばになって出会えてよかったと思う。
僕が思うに、現代日本人がハイドンの音楽を聴けるようになるには、かなり困難があると思う。けっしてロマン派のような悲痛な旋律や雄大なテーマがあるわけではない。だからハイドンの勘所をうまく捉えられない。愛だとか友情、ロマン、差別だとかを奏でているわけではないから。僕もそうだったのだけれど、メッセージ性がないと音楽を楽しめなかった時期がある。
ハイドンの音楽はそんな19世紀以降の感性とは相容れないので、ドラマや映画でドラマティックに使ってみようなんて思う人はいない。
またよさそうなレコードがあれば買ってみよう。

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