2019/07/08

Brahms Concerto No. 1 in D MInor For Piano & Orchestra Opus 15 Clifford Curzon(Piano) with Eduard Van Beinum, Conductuing The Concertgebouw Orchestra of Amsterdam DECCA, LXT2825/ブラームス ピアノ協奏曲第一番 クリフォード・カーゾン エドゥアルド・ベイヌム アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団



Brahms
Concerto No. 1 in D MInor
For Piano & Orchestra Opus 15
Clifford Curzon(Piano)
with Eduard Van Beinum, Conductuing
The Concertgebouw Orchestra of Amsterdam
DECCA, LXT2825

カーゾンとベイヌムによるブラームス、ピアノ協奏曲第一番。これはカーゾンは数年後にジョージ・セルとも録音をしていて、こちらが有名な盤となっている。
ベイヌムとのものはモノラル録音であるため、ステレオ録音のセルのものと比べると音質はたしかに明瞭ではないが、モノラル特有の力強さがあって、大音量で聴くと迫力がすごいのなんの。
僕はセルとのものよりもベイヌムとの、この盤が好み。1953年の録音。
とにかく演奏はよくて、第一楽章は図太くて、不協和音を聴くたびに、こちらも苦悩に満ちてくる。カーゾンのピアノは力強い。
第二楽章ではカーゾンはここでも、明確に、力強く弾く中に繊細さを表現していて、二十代前半の熟女好き童貞ブラームスのおセンチさが十分すぎるくらい表現されている。
第三楽章では、ピアノ協奏曲ではなくピアノ付き交響曲として、カーゾンは決して独りよがりな演奏はせず、オーケストラと共に音楽を作っている。
名盤でしょう。

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