2019/06/02

Vivaldi, Les Quatre Saisons Concertos Op. VIII, Franco Gulli, DIR: Aldo Ceccaro, Orchestre de Chambre de L'Angelicum de Milan, Charlin, SLC-23/ヴィヴァルディ『四季』 フランコ・グッリ、指揮:アルド・チェッカート、ミラノ・アンジェリクム管弦楽団



Vivaldi
Les Quatre Saisons
Concertos Op. VIII No 1 a 4
Il cimento dell’ armonia e dell'invenzione
Franco Gulli
DIR: Aldo Ceccaro
Orchestre de Chambre de L'Angelicum de Milan 
Charlin, SLC-23

ヴィヴァルディの「四季」フランコ・グッリというヴァイオリニストはじめて聞くヴァイオリニスト。指揮はアルド・チェッカート。この人の名前もはじめて聞く。録音はシャルラン。
シャルランの録音はワンポイントということで、評価がわかれるところ。そして高音が際立っているのも、耳に障るという意見もある。
たしかに高音が効きすぎていいるが、録音は非常にいい。
マイクを複数本置いて置く録音し、ミキシングをするというやり方では、音楽を再生しているとは言えないというシャルランの哲学があるかと思う。音に空間的な広がりをもたせた録音となっている。音は空間を伝わって届くものなのだから当たりまえっちゃ当たりまえなんだけど。つまり、楽器の目の前にマイクを置くスタジオ録音的な音ではないところが、やはりシャルランの良さでしょう。
まあ、「音がいい」というのは、人それぞれ、聞く音楽によっても異なるので、正解の定義なんてないけれども。
演奏はのびやでいい。
グッリのヴァイオリンは、特に技巧的云々というわけではないが(この曲自体粗技巧的なことを目指しているわけではないが)、イタリアらしくおおらかだし、バロック音楽特有のモノフォニーの良さがよくでている。ヴァイオリンがよく歌っている。その歌いっぷりが素直というか素朴というか、そんな感じ。いいレコードです。

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