ひでい話。
夕顔を失くした光源氏は、故常陸の宮の娘に興味をもつ。そしてあばら家みたいな落ちぶれぶりをみながら心躍る光源氏。
胴長で、赤い鼻。
ベニバナのような鼻で、この鼻を揶揄しまくる。
醜悪なのが、紫の上と絵描きで戯れながら、自分の鼻に紅をつけたりして、末摘花を馬鹿にしつつ、紫の上となんか仲のいい夫婦のようだとかで、いい感じの雰囲気をだしたりして、最悪だな。
つーかですね、光源氏が末摘花に許諾もせずに、襲い掛かるなんて、すげーな、強姦魔ではないか。周りの女たちも、まあ光源氏だし、まいっかー的な感じで見て見ぬふり、末摘花自身は恥ずかしいけど、まんざらでもない感じで。
末摘花の面倒をみてやるようになるが、それが光源氏の優しさだとかなんとかいうようだが、本当にそうなのかな。『源氏物語』の受容の歴史を知らないがそこまで光源氏を持ち上げることもなかろうかと思う。
この「末摘花」は滑稽話になっているし、特に光源氏の人格云々がどうでもいいような気がします。
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