光源氏はロリコンじゃないとかなんとか言う人もあろうが、まあロリコンです。ロリコンの定義とは何かですが、初潮を向かえる前の少女を性の対象とみることでしょうか。光源氏はさすがに10歳そこそこの紫の上と枕をともにはしないが、しかし明らかにその将来を夢想している。歌にも読み込んでいる。
そして誘拐犯であること。紫の君の父親が迎えにくることを知った光源氏は、夜更けに紫の上をかっさらっていく。
んーすげえな。
言い訳としては、紫の君の継母がいじめるから救出したといえる。たしかにね。そういう場合は誘拐まがいのことでもしないとだめではあるな。
でも光源氏の場合は、道徳的行為と性的欲求行為が一致しているため、「色魔やろー」と罵りたくもなる。
蛇足ながら、瘧に光源氏ががなったことから話がはじまる。瘧、そうマラリア。戦後日本でいつのまにかマラリアがいなくなるが、驚くべきことになぜ日本でマラリアが根絶してしてしまったのかわかっていないらしい。
とりあえず、若紫まで読んでみたが、なかなかラノベみたいなお話であるし、なぜに本居宣長は『源氏物語』至上主義をとるようになったのか不思議でならない。
けっこう軽薄な読み物であることがよくわかる。
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