高校卒業以来、ほとんどピアノを触らずに生きてきて、電子ピアノを、しかも結構いいやつを購入したので、もう一度ピアノを弾こうとと思ったが、全然指が動かないし、楽譜の読み方も忘れてしまっている。
暗譜している曲なんかは、ミスはありつつも弾けるのだが、新しい曲となると指と頭がリンクしていないのか、全然ダメになっていおり、簡単な曲でも初見で弾けなくなってしまった。
なかなか感覚ももどらないから、もう一度初歩からやり直すつもりで、
『バッハ演奏へのアプローチ はじめてのバッハ 「インヴェンション」のまえに』(高木幸三校訂・解説/全音楽譜出版社)
を購入して、まさに初心者としてピアノをやり始めることに。
一曲目は「コラール ヘ長調 (満ち足りて心安らかたれ)(BWV510)」
この曲は「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳」からのもので、大バッハの三男のヨハン・ゴットフリート・ベルンハルト・バッハの作かという説があるが、よくわからない模様。
曲そのものは素朴で悪くない。
一発目ということもあり簡単ではあるが、それでも指使いに苦戦するし、間違えずに弾けなかったりと、かつてはショパンのエチュードだって弾けたのに、と悔しい思い。
とりあえず、この曲を1時間ちょいずっと繰り返し弾いていた。どうにか間違えずに弾けるようにはなった。指使いは心許ないが。
練習中、どこかの時点で昔の感覚を取り戻したところがあった。指の動きと打鍵にかつての確かさのようなものを覚えるようになった。その瞬間から、旋律をきちんと把握して弾いている感覚が戻ってきて、身体で覚えていた曲を弾くのとは違うものを感じた。
とりあえず一日目であもあるので、まあこんなところかという感じで終わりにして、明日の課題は、BWV510の復習と二曲目「無題の曲 ヘ長調(BWV Anh131)を練習する。この曲も「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳」の一曲で、バッハの作曲ではないようだ。
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