2019/10/07

Shostakovitch Symphony No.10 in E minor opus93 Dmitri Mitropoulos New York Philharmonic Symphony Orchestra PHILIPS, ABL3052/A01175L, MONO/ショスタコーヴィッチ 交響曲第10番、ドミトリ・ミトロプーロス、ニューヨーク・フィル



Shostakovitch
Symphony No.10 in E minor opus93
Dmitri Mitropoulos
New York Philharmonic Symphony Orchestra
PHILIPS, ABL3052/A01175L, MONO

ショスタコーヴィッチはいままでほとんど聴いてこなかった。別に理由があるわけでもなく、ただ聴いてこなかっただけ。
ぼくはあまり手広くいろいろな曲を聴くような性格ではないようなので、ほんと知らない曲が多い。
この10番もいっさい聴いたことがない。でも、たまたま手にとって、聴いてみてもいいかと思ったので買ったわけです。

一聴、戦争交響曲の部類とわかる。ゴジラのような曲だし。
この曲についてネットで調べてみると、いろいろと解釈があるらしい。楽譜に隠された符牒とかね。でもね、正直バッハでも同じことが言えるのだけれど、音楽を書く上で確かに作曲家はそういう意図も盛り込んでないわけではないかもしれないけど、でもそれって音楽性と釣り合うかどうかが最終的には問題でしょう。
この手の話は、ちょっと陰謀論ちっくで好きではない。陰謀論は好きだけど。
聴衆である僕らは、それをどこまで作品の評価にあてこむか、正直どうでもいい話だとおもうけど。
で、曲そのものはといえば、んーなんかぼくはもっと前衛的な音楽なのかと思ったけど、ふつうにソナタ形式で書かれていて、拍子抜けだった。
第二楽章や第四楽章のクライマックスでは、ゴジラっぽいし。ゴジラは1954年の映画で、この交響曲10番は53年。時代の指向性がわかる。
んーなんか物足りない感じがする。悪くないんだけど。

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