人間は利己的な生き物で、自らの快楽を一番の優先して生きている生き物であることを、ずっと論じている内容。かなり厭世的で身も蓋もない。人を助けるのも、助けないより助けた方が気持ちが楽だからとか、んーまあそうだねーと。こういった内容が延々と続いている。利他的行動は突き詰めれば利己的な行動でしかないとずっと書いている。
この本で、まあ面白いのは最後。対話形式で書かれているが、老人が若者に諭す形式だが、だんだんと若者は老人の考えに親しんでいき、ラストのほう、こんなことを公にしていいのですか、こんな重要な真理をみなに知らせれば、みな自暴自棄になったり厭世的な気分に支配されてしまうではないですか、といったことを問う。老人は言う、いやいやそんな利口な奴らは結局のところいない、たとえ真理を教えたところですぐに忘れてしまうか、聞いていないかのどちらかだ、と。最後の最後までペシミスティックな内容だった。この本には姉妹編『不思議な少年』という小説があるが、こちらは未見。近いうちに読もうと思う。変わらない夢を 流れにもとめて ~~単純に本の内容を書き留めるだけのこともあり。書評という性格はほとんどなし。 レコードや本の備忘録として~~Good bye MP3
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ペルシャ高原の東、プシュト山脈をのぞむ町メナムが舞台。このメナムがどこかは不明。大鷹汗ボルトルの求愛を拒み続けるメナムの姫ナンがある日街で幻術師アッサムを目にする。アッサムはボルトルの暗殺を請負い、ある夜宴でアッサムはボルトルの眼前に姿を現す。そこでアッサムはボルトルを10日...
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ここ数ヶ月のあいだ、手にとってみたが途中で読むのをやめた本がいくつかある。思っていたものとは違う内容であったり、興味が途中でうせたり、つまらなかったり、といろいろ理由がある。古典とかだと根性で読むのだけれど。 『ウォークス 歩くことの精神史』レベッカ ソルニット 東辻賢治郎...
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Factfulness: Ten Reasons We're Wrong About The World - And Why Things Are Better Than You Think Hans Rosling, Ola Rosling Sceptre ...
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Antonio Vivaldi Le Quattro Stagioni Societa Corelli, RCA ITALLIAN, LM-20026 録音時期は不明だが、1962年以前。ジャケットに書き込みあり、1962年に贈物と書かれている。MONOの録音なので...
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François Couperin Trois Leçons De Ténèbres • Motet Pour Le Jour De Pâques Judith Nelson Emma Kirkby Jane Ryan Christopher Hogwood L...
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Giacomo Carissimi Jephté Et Trois Motets Solistes, Choeurs & Orchestre De La Fondation Gulbenkian De Lisbonne Michel Corboz ...
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Joan Cererols(1618-1676), Vesper Beatae Mariae Virginis(Marienvesper) Escolaniai Capella de Montserrat Ars Musicae Barcelona (Ensemble...
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たいした話を書いているわけではないのに、なぜか面白い。学生のころに読もうと思ったが上巻で挫折したが、満を持して挑戦してみるとこれがおもしろいのなんの。 谷崎的、変態的な愛のかたちを描くわけでもなく、非常に淡々と姉妹の日常を描き出していくが、なぜにこんなにすらすらと読めるのだろ...
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北方謙三の『水滸伝』を13巻まで読んで、ぼくは決心しました。 もう、これ以上読むのはやめようと。もう、お腹いっぱいで、正直読むのがしんどい。13巻までだって、面白いから読んでいたのではなくて、義務感から読んでいたにすぎない。 北方謙三の『水滸伝』の斬新さ、ユニークさとは何か...
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A Recital of BACH and HANDEL Arias Kathleen Ferrier The London Philharmonic Orchestra Sir Andrian Boult Decca, LXT5383, MONO キャスリー...
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