2017/11/11

Maurice Ravel Bolero, Rapsodie espagnole, Pierre Dervaux Command, CC11007 SD/ラヴェル、ボレロ、スペイン狂詩曲、ピエール・デルヴォー、コロンヌ管弦楽団


Maurice Ravel
Bolero, Rapsodie espagnole
L’Orchestre des Concerts Colonne 
Pierre Dervaux
Command, CC11007 SD

ピエール・デルヴォーによるボレロ。スペイン狂詩曲は、僕はどこが良いのかよくわからない。ボレロはまさに倍音を極力排除しようとしたモダン・オーケストラのための音楽のようなもので、ボレロなんかを聞くとアーノンクールら古楽器演奏家が主張する、その作曲された時代の楽器やオーケストラ編成を採用することがその曲を良く響かせることだ、というのがよくわかる。奇をてらう演奏ではなく、しかし華やかさをきちんと演出していている。こういう演奏がなぜもっと名演として評価されていないのか。カラヤンやブーレーズなどの超有名指揮者のものは、それはそれで特徴的であるが、デルヴォーのような職人が評価されず、忘れられていくのは悲しいもの。
デルヴォーはハンブルグ国立交響楽団とも共演しているようだが、こちらは演奏が遅いようだ。未聴だが、見つけたら聴いてみたい。

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