んー、この本はどうなのだろうか。
本書はやはり基本的には「やさしい日本語」の普及が前提にあり、またやはりマーケティングの考え方が入り込んでいる。
「やさしい日本語が注目されている理由の一つに、それが他の言語に翻訳されやすい形式だということがあります。総務省は二〇一九年(平成三一)年に、やさしい日本語がAI多言語翻訳を活用する上でも高価があると認めています。(総務省「デジタル活用共生社会実現会議」報告書)」(163)
ここを読んだとき、きな臭さを感じてしまった。吉開さんが電通関係者ということもあって、ぼくの電通嫌悪フィルターにかかってしまったため、なんかねという偏見をもってしまった。
んで、さらにこの本についての書評をネットで見つけた。https://note.com/atsubumi/n/ncfe4ec44bcd2
ろう教育や日本語教育の門外漢であるぼくにとって、なかなか考えさせる書評だった。
しかし、バイリンガルろう教育がいまだに例外的な措置のままってのは、なんだかね。
んで、バイリンガルろう教育のWikipediaを読んでたら、なんかこの記事書いている人って、バイリンガルろう教育に憎しみでもあるのかと思われる内容だった。
高橋潔に対する評価は、いろいろあれど、でもさ、「慈善活動」の域をでなかったみたいな批判はどうなのよ。昔の人の批判をするのもいいけど、もうちょい寄り添えばいいのに。
現代なんて、ぼくも含めてろう教育に無関心な人がほとんどで、誰も高橋潔ほどの認識をもって、ろう教育に人生を捧げていないんだよ。
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