2018/08/25

Easter Oratorio, Eugene Ormandy/バッハ 復活祭オラトリオ ユージン・オーマンディ

Johann Sebastian Bach , Easter Oratorio 
Eugene Ormandy, The Philadelphia Orchestra
Judith Raskin
Maureen Forrester,
Richard Lewis
Herbert Beattie
Columbia , MS 6539




ニューヨークのレコード店で手に入れる。盤質は問題なし。$3だった。まさかユージン・オーマンディがバッハの復活祭オラトリオを録音していたなんて、と驚いた。
日本に帰り、数多く持ち帰ったレコード中でまずこれをかけてみたら、フィラデルフィア管弦楽団の華やかな冒頭から素晴らしかった。当然モダン楽器による演奏で、時代を感じさせるものだが、リヒターのような堅苦しさがなく、華麗に軽やかにオーケストラが歌い上げている。この演奏は現代のピリオド演奏につながるとこがあって、たしかに過度なビブラートやらがあったりするが、宗教音楽の重々しさから脱却してる。
僕にとってオーマンディというと最初に思い浮かべるのがラフマニノフと共演したピアノ協奏曲第三番。で、なにか思い入れがあるとか、素晴らしい伴奏だったとかは特にない。だって音質が悪くてあんまり聞き取れないから。あとはベートーヴェンの第九は大好きだった。神格化した第九のような演奏ではなく、どこか呑気でかつ華麗な演奏だ。第四楽章のソロは、もうオペラのようで合唱も神々しさをなくした人間的な喜びがある。
今回のバッハの復活祭オラトリオも第九と同じように、このバッハの作品を身近にしてくれる。

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